レポート25 AFOの導入

平成26年5月30日

ドミニカ共和国ではあまり本屋を見かけません。その代わりではないんでしょうが、Feria de libroという本の市が年に1回行われています。様々な分野の本が売られており、今年もスゴイ人で賑わってました。

  

実習に来る学生達と話していると、参考書等はインターネットで購入か可能ですが、解剖書や教科書は高額のためなかなか購入することが出来ないようです。大学にある本を全コピーしたり、講師から配布される資料で勉強しているとのことでした。ただでさえ頭の中でイメージを持ち難いドミニカ人、3Dのイメージは難しいようなので、僕は勉強会を行うときは解剖などの図やビデオを多く使用し、実際に行う等の工夫をしてイメージを持ち易くするように心掛けています。

今月は仕事休みの土曜日に、La Romanaという地方の病院でプレゼンする機会をいただき、職場のDr.と同僚と共に行ってきました。休日にもかかわらず、同地にある支部からも仲間参加してくれ、プレゼン後の意見交換でDr.と現状について話し合う様子が見られました。お互いの言い分があると思いますが、Dr.は術後に手元を離れたptがどうなっているのか、セラピストは病院や手術はどうだったのか等、まずそれぞれの現状を知らなければいけないと思います。そして改善していくためにはどうすればイイのか考えて、話し合い、実行していくことが大切だと思います。まだまだそこまではいかないでしょうが、結果としてそのような機会を持つキッカケになればと思います。

また、月初めの2日間、通常業務を休みとして支部代表も含めてアメリカのボランティア団体主催で切断者に対しての勉強会が行われました。彼らからも「equipo(=チーム)」や「prevención(=予防)」という言葉を何度も聞きました。また義足を使用する症例さんに実際に来てもらって症例検討会もありました。それぞれに問題を持つ患者さんでしたが、参加していたスタッフ達はどのように感じ、今回の勉強会で何を得たのでしょうか。。。。

そして待ちに待った練習用AFOをついに導入することが出来ました。提案し配属先からの承認を得るまで2ヶ月、PO部門に作ってもらうまで8ヶ月、結局計10ヶ月かかりました。4月以降も何度も促して、いざ作り始めると3日で完成。時間はかかったけど、結果が良ければ全て良しと思ってたけど、納品された出来栄えがあまりに酷い物でした。Sの方がMより高さがあり、Mの方がLより下腿周経が太い。足関節周りの大きさもバラバラの上、バンドが止めれない等、不備ばかりで到底納品出来る物とは言えないもの。ボランティアPOが指摘していたんですが、彼らは受け取る相手が気に入らなければ、それから修正すればイイといった考え方のようです。当然気に入るわけがなく、ウチのCPがPO部門に乗込んで行き、修正を依頼していました。修正のために余計に仕事と時間がかかること、いつも忙しいと言ってるけど自分達で忙しさを増やしていることをどうも理解出来ないようです。そのような状況なので、ボランティアPOも苦労しているようです。今回2種類のAFOを導入したのですが。写真はPOボランティアも関わり、1回でキレイに仕上げてくれた側のEquipoです。

しかしPT部門では、同僚からこの人はAFOが必要ではないかと相談を持ちかけてきます。何故必要だと思ったのか等一緒に考えてから、じゃあ試してみようってことで一緒に評価をしています。そしてセラピスト本人にも実際に体感してもらっています。こうすることで適正等を考えられ、次の患者さんに繋がっていけばと思っています。